出版物のご案内

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私の関係している出版物で入手可能なものをご案内します。私は売れない種類の本にばかり関わっていますので(したがって印税は入りません)、お買い求めいただければ出版社への義理も立ち、大変ありがたいです。なお、知り合いの方は、一言ご連絡いただければ著者割引(2割引)にてお送りできるものも多くあります。 

有斐閣アルマ『環境の社会学』。「環境と社会」(environment and society)学のテキストのつもりで、執筆者四人で会合を繰り返しながら3年かけて作りました。日本語の類書はないと自負しています。したがって、教科書らしくない挑戦も含まれているのですが、大方のご叱正をうけてよりよいものに改訂できればと考えています。

東大出版会による戦後2つめの「講座社会学」の第3巻、『村落と地域』。「講座社会学」そのものの刊行開始からは大分時間が経過してしまい、申し訳ない限りです。地域社会学の基本書(入門よりは若干レベルが高いかもしれません)として学部生・院生にお薦めできます。私は第6章を執筆しています。

『地域社会学講座』全3巻。地域社会学会30周年記念企画です。地域社会学会の到達点がわかります。地域・都市社会学を学びたいと思っている学部生・院生に薦めます。私は第1巻第2部4章を執筆しています。

ジュンク堂 | 丸善

『越境する都市とガバナンス』法政大学出版局。3300円+税。師匠の退官記念論文集です。全体としてそれほどコンセプトの統一を行わなかったにもかかわらず、都市の現在についての共通のアクチュアリティが見いだせる本になったのではないかと、一執筆者として思います。

『住民投票運動とローカルレジーム:新潟県巻町と根源的民主主義の細道, 1994-2004』ハーベスト社より発売中。5500円+税。出版事情により高額になってしまい申し訳なく思っています。知り合いの方はご連絡いただければ著者割引でお送りします。
日本都市社会学会第1回若手奨励賞(2006/9/15)・東京市政調査会第32回藤田賞(2006/9/19)・日本社会学会第5回奨励賞(2006/10/28)受賞図書
『都市問題』誌2006年4月号の書評 | 新潟日報2005/12/20付記事

『地域社会学会年報第17集』発売中。ハーベスト社、2005年。特集・「ローカルの再審」。私も自由投稿として野幌での活動についてまとめた論文を執筆しています。残部は少ないのでお早めにどうぞ。

『キーワード地域社会学』発売中。ハーベスト社、初版2000年、新版。あまり存在を知られていない本ですが、良書です。基礎知識をつけるために是非どうぞ。この種の地味な本には珍しく、再版となりましたが、もちろんそれでも印税はありません。

『社会運動の社会学』発売中。有斐閣、2004年。日本ではじめての社会運動論のテキスト。執筆陣も充実しています。NPO論や社会変動論にも接続しています。

『社会運動という公共空間』発売中。成文堂、2004年。こちらは大学院・研究者向けの論文集。欧米の社会運動論の動向をまとめています。ただし現実の運動展開への教訓を求めている人や、反射的に「横のものを縦に直したってダメなんだ!」と怒る方には向いていないと思います。

『社会運動研究の新動向』在庫あり。成文堂、1999年。さきの『社会運動という公共空間』は、じつは社会運動論研究会という緩やかな組織の論文集の第4弾にあたるものでした。第1集の『社会運動論の統合をめざして』は長谷川公一ら新進気鋭の書き手を得て注目を集めましたが、第2集は寄せ集め的になりました。第3集にあたるこの本は、この寄せ集め性が行き着いてしまった感があり(自分で書いている癖に何ですが)、専門の社会運動論研究者でないと役に立たないとは思います。しかしまだ在庫が残っていて成文堂に負担をかけているので、よろしければ是非、お買い求め下さい。


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