奥州市家計調査

Home


本調査の趣旨

 私は中央大学に所属し地域社会学・まちづくりについて研究・実践をしている学者です。東日本大震災後のボランティア基地を奥州市の皆様にお世話いただいたご縁で、数年前から奥州市で様々な調査を実施し、また奥州市役所の各種委員会の委員も務めさせていただいております。  これまでの研究から私は次のような仮説を得ています。すなわち、奥州市の地域経済は相当額の「外貨」を稼ぎながらも(年間1兆円弱と試算されます)、ほぼ同額が直ぐに域外に流失(漏出)しており、これが地域経済の足かせになっているという仮説です(左下のイメージ図をご覧下さい)。域内での経済循環が何回転もするようになれば、それだけで奥州市の市民総生産(市内GDP)は上昇し、豊かさの実感が得られるはずです。

左図のようにいくら外貨を稼いでも、右図にあるように域外漏出しているのであれば、バケツに水はたまらない(経済は豊かにならない)。



©1999-2017, Nakazawa Hideo (nakazawa-lab.net). All Rights Reserved. last updated: 21 Aug 2017