この記事は函館在住のiさん(はなちゃんのママ)の投稿です。どうもありがとうございます(フォーマットも見事に揃えていただきました。恐縮です)。他の方からも投稿お待ちしております。
ドーミーイン オフィシャルサイト http://www.dormy-in.com/home/
共立メンテナンス http://www.kyoritsugroup.co.jp/
値段に対する評価(最大5): ☆☆☆☆
外部委託寮経営の共立メンテナンスが全国的に展開するビジネスホテル。寮経営で培ったと思われる、長期滞在者に便利なサービスが多々盛り込まれている。「ビジネスホテルとしての形式的な無駄」を徹底的に省き、ユーザのニーズにきめ細やかに対応することに成功している、と、好意的に総評できる。ホテルサンルートやアパホテル、ジャスマックプラザなどなど、多彩なビジネスホテルがひしめく、激戦区のすすきの・狸小路エリアにありながら、価格は非常にリーズナブル。シングルは通常料金7800円とのことだが、今回はオープン記念特別価格の3900円に、さらに、じゃらんによるポイント割引も重ね、3600円で宿泊することができた。
かねてからあった本館の、狸小路を挟んだ向かいにあるのが、今回宿泊したANNEX。3月18日にオープンし、2週間足らずなので非常にきれい。また、本館ともども、大浴場完備。さらにANNEXの特色として、1000円の追加料金で岩盤浴(女性専用)を利用できることも大きな特色だ。今回、筆者は利用しなかったが、利用する客を多数見かけた。岩盤浴の利用時間は17時〜23時(要予約)。
大浴場の利用時間は15時〜翌朝11時、利用時間が長く、使い勝手が良い。温泉は天然でこそないが、人工的に温泉化したヘルストン温泉(本館は麦飯石温泉)。ミストサウナ(本館は高温サウナ)や、露天風呂も併設している。ANNEXも本館も、浴場のみ両館の行き来が可能。ちょっとした湯巡りを楽しむことができる。
女性浴場のみ、チェックイン時にフロントから受け取る、浴場入室のための暗証番号を求められる。男性客が間違って(あるいは故意に)侵入しないための配慮だ。客室も、女性専用フロア、女性専用客室があり、女性にとって使い勝手の良いビジネスホテルと言える。
客室の広さは一般的だが、踏み込み式玄関があったり、ミニキッチンがあったり、一般的なビジネスホテルに比べるとアットホームな雰囲気を感じる。
部屋の備品として体脂肪計付き体重計を見たのははじめてで、少なからず驚いた。
フロントでの貸し出しグッズとして、傘、カミソリ、体温計、くし、シャワーキャップ、綿棒、ズボンプレッサー、アイロン、加湿器、電熱コンロ、調理グッズ類など(以上は無料)、空気清浄機、自転車など(以上は有料)なども用意されており、なるほど、これだと長期滞在にも居心地が良いことだろう。
ユニットバスルームはなく、シャワーブースだけだが、先述の通り利用時間が長い大浴場があるため、何ら不便はないと思われる。トイレはウォシュレット。今回宿泊した351号室のみのミスかもしれないが,臭いが少々気になった。客室における不満はこの1点のみ。
ベッドには枕が二種類。さらに、希望すればそば殻枕もフロントで借りることができる。布団が、よくありがちなベッドカバー一体型の締め付け感のある布団ではなく、家庭的な羽毛布団で、くつろげる。また、ベッド横に、空調や照明を調節できるリモコンがあり、就寝中にそれらを調整したいときに、いちいち立ち上がらずに済む点も評価できる。冷暖房の切り替えや温度、風量調節も各個室ごとに調整できる。
客室におけるインターネット利用は、無線LAN、有線LAN、ダイアルアップ。ダイアルアップのみ有料。設定マニュアルも各部屋に装備されている。対応はWindows XP、およびMac OS(Classic & X)。また、ロビーには無料で利用できるインターネット端末が1台あり、ちょっとしたことであればこれでことが足りるだろう。
朝食は「かまど定食」と名付けられた和定食(500円)一種類のみ。ただし、本館の和洋食バイキング(880円)も利用できる。利用時間は6時30分〜11時。また、周辺にはコンビニエンスストアやコーヒーショップなども多く、選択肢は多い。今回、筆者は朝食を取らなかった。次回は是非にと思う。
以上、全体的に非常に好感を持てるホテルだった。フロントなどスタッフの表情もよく、長期滞在にもストレスを感じなそうだ。オマケとしては、エレベーターホールにおいて、エレベーターの待ち時間を退屈せずに済むように、日替わりでちょっとしたトリビアを授けてくれるという茶目っ気まである。
「また泊まりたい」と思わせられる良いビジネスホテルだ。
ただ、2点のみ残念に感じたことも記しておく。1点は、客室装備の点で記述したトイレの悪臭。新築なのにこれはどうかと思わせられることであった。ともあれ、フロントに訴えて部屋を換えてもらうほどでもないし、と今回はフロントに連絡しなかったが、おそらく連絡をしたら、掃除の再点検や客室チェンジなどにも応じてくれるだろうと思われるので、容易に解決可能な問題だと言える。
もう1点の大きな問題は、女性大浴場の配置に疑問を感じたことだ。先述の通り、入場には認証を取り入れるなど、安全に配慮していることは感じられるのだが、配置がなにせフロントのすぐ横。つまり、ホテルの中でもっとも一般の通行人が多い箇所にある。浴場出入り口には観葉植物を並べるなどして、中が見えないようにはしてあるものの、女性としては入浴後、素顔で丹前を着ているところを、一般の通行人に見られるのはちょっとした苦痛だ。
フロントの横に大浴場があることで、トラブルにもすぐに対応できるようにしているのかもしれないが、それは何らかの対応策を考えてもらうとして、客に羞恥心を抱かせないという配慮をしてもらうほうが先決に感じる。
女性専用岩盤浴場と大浴場を1Fフロント横に設置してしまった設計ミス、これがこのホテルの、現在抱える唯一にして最大の欠点だといえる。この欠点をいかに克服してもらえるか、今後に期待したい。